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会員様に勉強カフェについてロングインタビュー!vol.5(吉積 拓馬さん)

荒井
吉積さんは現在勉強カフェで勉強を続けながら、京橋にあるスペース「OBPアカデミア」でスタッフとして働かれています。
 
高卒で企業に勤めた後、学びたい分野(哲学や倫理)が見つかり、東京大学を目指して勉強されています。

 

吉積さんにとって、勉強カフェの良さとは?

やっぱり僕自身勉強カフェ行ってなかったらこんなに変われていないと思っています。
 
高い志を持った仲間を見つけることができたので、その仲間たちからはすごくいい影響を受けています。
 

勉強カフェの受験生仲間たち

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それこそ企業を辞めるのも恐ろしくて不安だったのですが、荒井さんとや他の会員さんの情熱をみていると、ね。
 
じっとしていられないな、と。俺もやってやろう、負けねーぞ、と。
 
おそらく勉強カフェがなかったら未だにサラリーマンやってたんじゃないですかね笑
 
勉強カフェでは様々な人がいるので、多様な考え方、価値観に触れられるというのがいいですね。
 
様々な人たちとの交流で何か新しいことに気づけたり、イノベーションやアイデアが生まれるというのは素晴らしいことです。
 
交流の面で言えば、私自身もけっこう特殊な立場でして、高卒から企業に入って働き、そこから大学を目指すという。
ちょっと変わったルートなんですね。
 
それが交流の面で役に立つんです。
 
社会人の経験があるのでビジネスの話や、大人の話にもついていけるし、受験生の立場ですから、勉強そのものや学問について共有できる。
 
それは面白いなと感じていました。
 
まあ、それがなくても自分の性格自体は初対面の方でもガンガン話したくてしようがないナチュラルボーン出会い厨なので、困ることはないのですが。
 
やはり幅広い世代との交流は楽しいですね。そういう場所を与えてくださる勉強カフェには感謝しています。
 

東大を目指すことにした理由とは?

東大阪に布施という街がありまして、サラリーマンをやってた時はそこでよく酒を飲んだりご飯を食べたりしていたんです。
 
その街は人間的にすごく濃厚な場所なんです。野性味があるというか。
 
その布施という街に僕がよくお世話になっていたBARがあるんです。
 
僕が初めて行ったBARがそこなんですけど、そこのマスターが僕のことをえらく気に入ってくれて、行きつけの店になったんです。
 
ある日、いつものように飲んでいたら隣にたまたま弁護士さんがいて、その方と少しお話したんです。
 
そしたら、なんとも面白い人で、知性が溢れていて、スマートでかっこよくて、一緒にいて心地が良い人で、一瞬で惚れ込んでしまいました。
 
おまけに一杯ご馳走になりまして。いやあ、その時のバランタインは格別でしたね。
 
そしてもっとお話聞いていくと東大出身の方で。
 
うわぁって。もしかしたら東大とか行けばこんなに魅力のある人にもっと会えるのかなぁって。
 
そう思ったんですね。直感で。
だから、俺も東大行こう!と決意したんです。
 
もちろん純粋に学問的興味があって大学という場所に行くのですが、東大に絞ったのはその要素が大きいですね。
 

過酷なチャレンジ

僕は東大を目指して勉強を始めたんですけど、やっぱり過酷なんですよ。
 
はっきり言って無謀なチャレンジです。それは本人が一番わかっていて。
 
ましてや当時はサラリーマンをやりながら、受験勉強ですから、高校生に比べると勉強できる時間は圧倒的に少ないわけです。
 
これは無理っぽいなあと思って、、志望校を変える選択をしたんです。
 
私立の大学は教科数が国公立大学より圧倒的に少ないので、限られた時間の中でこなしていくにはベストな選択と思われました。
 

運命の出会い

そこで私立文系対策の勉強を始めたばかりの頃、僕がよく通っていてお世話になっている布施のお店2軒目。
 
さっき言ったバーの近くにあるホルモン屋さんなんですけど。
 
店主の名前は【とっさん】といって、料理一筋で頑張っていて、布施では大人気の方です。
 
そこが5周年記念を迎えていて、その記念パーティーに呼んでくださったんです。
 
そこで、とっさんに【志望校を変えた】という話をしたら、ニコッと笑って、さっぱりとした口調で、「東大行こうや!」
 
俺もミシュランとるから!と言ってくれたんです。
 
その言葉を聞いて、シビレました。
 
気持ちがスッと楽になって、絶対東大に行ってやるとまた決意したんです。
 
こんな感じで周りの人に支えられながら東大を目指している道中です。
 
どれくらいかかるかはわかりませんけど、応援してくれている人やお世話になった方々のためにもやりきりたいと思っています。
 
先に述べた布施という街ですが、人間的に濃厚で、情緒があって、癖があって面白い街です。ぜひ荒井さんにもお勧めします。
 
いい思い出のある街ですね。人と話したり、つながると変わりますからね。
 
とっさんのお店はこちらです。

福助 大阪ホルモン

090-8141-0100

大阪府東大阪市足代新町8-4

http://tabelog.com/osaka/A2707/A270703/27052180/

 
最近、感じることなんですけど、何かを結果を残す方たちを見て、単純に努力だけ続けていけば結果って残せるわけではない気がする
 
人間性とかも伴っていなければ神様は成功を与えてくれるんじゃないかな、そういうことを感じています。
 
例を挙げるならば、受験生で一番仲良くしていた親友の永田くん(勉強カフェ受験生会員、九州大学に合格)なんか特にそう思わせる雰囲気があって。
 
彼はもちろん努力していましたが、それ以上に人間的に魅力があった。
 
それが合格を引き寄せたのではないかと。
 
それに、彼の受験期間は勉強漬けでは決してなかった。色々な人と話し、ジョークを言い合い、万年筆やギターに惹かれ、人間関係でもがき、彼女・・・と、これ以上言うと怒られそうなのでやめときますが笑、プロセスにも魅力がある人が結果を掴むんじゃないかと思うんですよ。
 
自分もそうありたいですね。
 

これから勉強カフェに入会する人のための勉強カフェの使い方

いろんな人とつながることですね。
 
僕はラウンジをよく使っているんですが、周りで人が話しているので、いろんな話が聞こえて来る。
 
それを聞いておくだけでも勉強になります。
 
そしてできればそこに入っていく。
ちょっと勇気は必要ですけど、かる〜く「どんな勉強しているんですか?」と。
 
踏み込んでいく、自分から。恥ずかしがらずに。
 
自分から聞いていけばいろんな知識が吸収できる。
知識が増えれば考えられるテーマも増えて行く。
考えたことを発信して対話していけば思考力も磨れる。
 
こういう知的活動の場所として使うのがいいんじゃないかなあ。
 
ただ、これをあまりに楽しみすぎると仕事や試験勉強に身が入らなくなっちゃうからメリハリをつける必要はありますね笑
 

吉積さんの最終ゴールは?

最近、自分の方向性がやっと見えてきました。
 
哲学を学びたいってずっと言ってましたが、哲学の出口がわからない、っていうのが同時にありました。
 
そもそも哲学書を読む人はごく少数だし、自己満足な観念や思想で終わってはいけないかなと。
 
哲学や思想というのは【よりよく生きる】ための武器に過ぎないので、それを活用して社会に影響を与えないと意味ないのかなと。
 
その活用する場所というのが最近わかりました。
それは将棋の世界なんですね。
 
石上さん(勉強カフェ会員様)と出会って開花したというのもあります。
 
【棋は対話なり】という言葉がありまして、それはどういうことかというと、将棋は頭の中で考えたことが盤上に現れるんです。
 
盤上に現れる形は人によって千差万別で、性格がめっちゃ出るんです。
 
人の考えが【言葉】として出てくる対話とまったく同じことですよね。
 
将棋をやっていると、ここは攻めるところ、受けるところ、と判断する力や、感情に揺さぶられて指した一手などを見抜く洞察力がつきます。
 
こういう力はおそらく人生においても活用できるだろうと考えています。
 
そして逆に、将棋以外のことで学ぶこと。哲学や思想、歴史、文学を学ぶことで将棋の幅も広がるだろうと思っていて。
 
特に哲学は対話を重視するものなので将棋と直結するのではないかと考えています。
 
まあ、ややこしく言ってますが、要は考えることが好きで、その考えたものを将棋などで表現したいということかもしれません。
 
それと将棋に決めたのはもう一つ理由があって。
 
昔から僕はゲームや戦いが大好きなんですよ。
駆け引きとか、勝ち負けがハッキリするものが好きなんです。
 
勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。
 
しかもそれを一人で味わいたいんです。
組織は違うんです、自分で責任を負いたいんです。
 
そういう意味で一番近いのは将棋指し(棋士)なのかなと。
 
だから、最終のゴールというのは将棋を通じて自分の人生を攻略することです。
 
吉積さん、インタビューありがとうございます!
 
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