会員さまの声

嬉しいお言葉をいただきました。

  1. HOME
  2. インタビュー
  3. 広いデスクと高級チェアが使え、挽きたてコーヒーが自由に飲める空間は、勉強をする場所として理想的でした。(Xさん)

2022年合格者
USCPA(米国公認会計士)合格
Xさん

USCPA合格体験記

広いデスクと高級チェアが使え、挽きたてコーヒーが自由に飲める空間は、勉強をする場所として理想的でした。(Xさん)

■振り返り
「難しい試験」と覚悟して勉強を始めたつもりでしたが、最終合格して振り返ると「その覚悟がかすむほど難しい試験」でした。当初は働きながら最終合格を目指していましたが、途中から受験専念に切替え、アビタス入会から18か月で最終合格に辿り着くことが出来ました。合格の喜びよりも正直、「最後まで脱落せずに良かった」という安堵感が強いです。
■受験歴(合格…スコア75以上)
FAR:合格(78)

AUD:不合格(63→67→70→63)

BEC:合格(79)

REG:合格(86)

AUD:合格(81)
■税理士試験との比較
日本の税理士試験にも合格しています。こちらも難しい試験ですが、税法の条文「暗記」や税額計算の「正確性」が問われる試験でした。一方のUSCPA試験、特にAUDは知識・理解を状況に即して適切に当てはめられるか「実践力」が問われたように感じます。
アウトプット(試験形式)は異なりますが、インプット(勉強方法)はそれほど変えていません。テキストを精読して原則・例外を理解し、テキストに補足メモや問題集の解説などを書込み・貼付け「情報を一元化」することです。必要な情報は全てテキストに集約してある、という状態まで到達すると、理解度も合格レベルに達していることが多いです。

合格に必要な時間という点では、税理士試験の方が難しいと思います。しかし、合格に必要な理解という点では、USCPA試験も決して低くないです。USCPA試験は全て英語という点も踏まえると、英語ネイティブの受験生よりワンランク上の理解をしていないと勝負にならないと感じました。税理士試験の勉強をされた経験がある方は、米国連邦税法を学ぶREGは、所得税・法人税の日米対比が出来て面白いかもしれません。私は面白かったです。
■科目の受験順序
私は、FAR→AUD(4回Fail)→BEC→REG→AUDの受験順番でパスしました。FARの次科目の候補として、AUDとBECが挙がると思います。個人的にはAUDを勧めます。AUDよりも難易度が低い(と言われる)BECですが、WC…Written Communicationで出題されるテーマには、FAR・AUDの理解・知識を前提としているものも少なくないです(IT統制のアドバイスなど)。限られた時間で少しでも得点を稼ぐためには、英語が多少拙くても、題意(その問題で何の理解を確認したいか)に触れた文章を書く必要があります。
例えばFARに絡んだWC出題で「会計処理を、現金主義から発生主義に変更した場合の影響は?」が問われた場合、GAAPに準拠する/期間・他社比較ができる、など列挙できると思います。具体例を多く列挙するだけでも得点になると思いますが、最後に”provide decision useful information”に近い記述があれば、採点者は「この受験生は、財務会計が分かっているな。」と判断してくれるのではないでしょうか。少なくとも、印象は悪くないはずです。何点くれるかは、分かりませんが…。AUDの場合に当てはめると、アサーションのキーワードでしょうか。そのような意味でも、BECの前にAUDを学習しておくのが良いと感じます。

私はAUDを4回連続Failしています。連続Failが続くと、かなり精神的ダメージを受けます。手持ちの教材をやりつくしても、本試験の長文TBS問題に太刀打ちできない状況。「次こそは、自分が得意な出題パターンかもしれない…。」3回目受験の頃から、そんな気持ちでした。気持ちも焦り、体力も削がれて、心身が弱っていくスパイラルです。結局、4回目スコアが初回スコアと同じ63まで落ちて、諦めが付きました。今振り返ると、2回Failした段階で、気持ちと科目を切替えてBECに取り組んでも良かったのではないかと感じます。ただし、BECを学習する上で、AUDの理解・知識は大きな助けになったので、基本はAUD→BECの学習をお勧めします。

REGは最後に受験する、というのが定番ですが、私は必ずしも最後でなくても良いと思います。私は英語が好きですが、お世辞にも得意とは言えないです。AUDやBECで行き詰った時、英語の経験値を少しでも稼ぐため、REG合格という自信をつけるため、あえて先に受験するのはアリと感じます。私の場合、BEC・REG合格の後にAUD5回目を受験したところ、スッと合格することが出来ました。
■合格に必要な会計知識・英語力
・会計知識
USCPA学習前に、簿記2級程度の知識があればインプットは問題ないと感じます。ただ、本番試験のTBS問題、特にDRS問題は「実務」をかなり意識しているように感じます。例えば、BS,PLのExhibitを見て、問題指示が無くても「あれ?長期借入金が増えている。当期に設備投資でもしたのかな?」など、金融機関・会計事務所で財務三表を読む視点と近い視点も問われる印象です(財務比率の具体例など)。ただ、「ここがこうなら、あっちも変化があるはず」という関係性を理解していれば十分対応できるので、金融機関・会計実務の経験がマスト要素とは思いません。

・英語力
業務で一切英語を使わない、TOEIC対策もしたことがない状態からUSCPA学習をスタートしましたが、最終合格することが出来ました。予備校(アビタス)問題集の英文、AICPAリリース問題の英文がスムーズに読めるレベルに到達出来れば、合格に必要最低限な英語力はついていると考えます。
曖昧な英単語は、すべてWeb辞書で調べて日本語の意味・例文を確認する癖をつけていました。個人的に「アルクの英次郎Pro」が、オススメです。通訳・翻訳業の方も使っているだけあり、USCPA試験で初めて見るような専門用語も多くカバーしています。日本語・英語どちらからでも検索できる(日英・英日)仕様も、地味に楽です。BECのWC練習で「この英語表現はアリなのか?ナシなのか?」という悩みも、英次郎Proのフレーズ検索から同じ様な例文があるか確認すると直ぐに分かります。過去の検索履歴が残るので、単語帳を作りたい方にも良いかもしれません。利用料330円/月というのも、財布に優しいです。
参考:英次郎Pro  https://eowp.alc.co.jp/info/

また、USCPA試験で出てきた英単語は、全て発音を調べて、正しいアクセントで発音する癖もつけていました。AUD監査レポートを暗記のため、音読される方も多いと思います。私は、基本的に全ての科目の英文を音読していました。もっと効率的な方法もあるのかもしれませんが、お世辞にも高くない英語力を補強しつつUSCPA科目の論点理解も同時に進めるための方策です。
■試験会場での注意事項
USCPA試験に限らず下記、どの試験でも共通のマインドと思います。

・意識的に深呼吸(Breath)する。
→緊張すると、呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると、脳に酸素が回りません。脳に酸素が回らないと、思考が鈍ります。少なくともテストレットごとに、深呼吸がオススメです。
テストレット間で深呼吸30秒すると仮定して、全3回(15分休憩を除く)で90秒です。
呼吸(思考)が90秒で整うメリットと、試験時間を90秒ロスするデメリット、どちらが大きいでしょう。

・出題に一喜一憂しない。
→感情の揺れがミスを誘発するので、得意(苦手)な論点が出た場合でもテンションを上げず(下げず)に、淡々と解答した方が良い結果になると感じます。取れるところを取る・落とさないマインドです。
■役に立ったWebサイト・教材など
USCPAは、日本の資格ではありません。そのため、受験予備校の情報だけでは受験対策としては不十分と感じることが多く、自分で信頼できる情報を探す必要がありました。

・USCPAどこのブログ https://www.dokoblog.com/
USCPAで知りたい情報があれば「どこさんのブログ内を探せばある」と思えるほどブログ記事が充実しています。オープン・無料の情報源として、いつも確認していました。最近出版された「USCPAになりたいと思ったら読む本」も、ブログ記事のエッセンスがギュッと詰まっているのでオススメです。

・Makiのこつこつブログ http://america-cpa.com/
 多くのUSCPA受験体験談が読めるメールマガジン、予備校だけでは足りない理解を補う教材が購入できるM&Y`s STOREなど、クローズ・有料の情報源としてオススメです。特に「アサーションと監査手続き」教材が秀逸で、AUD深堀り理解に大変役立ちました。

(補)AUDの長文TBS問題では、「ハイライト機能」を使うことをお勧めします。マーカーを引くことで、後で確認しやすくなりますし、思考も整理されます。5回目のAUD受験でハイライト機能を初めて使いましたが、冷静に長文を読み解く助けになりました。
参考:USCPAどこのブログ https://www.dokoblog.com/uscpa-exams-tools/
■勉強カフェについて
勉強カフェには、USCPA受験専念をはじめた頃に入会しました。一番の決め手は、毎日フルタイム(6:30-24:00)で利用しても、月12,000円程度というリーズナブルな会費です。
また、広いデスクと高級チェアが使え、挽きたてコーヒーが自由に飲める空間は、勉強をする場所として理想的でした。
勉強カフェには、USCPAと比較的近い国家資格(日本の公認会計士、中小企業診断士、税理士)の試験勉強をされている方も、多くおられます。USCPAの学習中、例えばBECのWACCがイマイチ理解できない時…。勉強カフェ会員の中小企業診断士の方と、コーヒー片手に雑談をする中で「なるほど…」と腑に落ちました。日本の会計士受験生の方と監査基準について雑談するのも、日米比較が出来て楽しい時間でした。
 同じUSCPA学習中の方が複数おられたのが、一番の刺激になりました。自分が合格した科目のアドバイスをする代わりに、相手が合格した科目のアドバイスをもらう、というWin-Winの関係です。その内のお一人とは、同じタイミングで最終合格できました。USCPA受験生同士、気軽に情報交換できる場所、という意味でも勉強カフェは貴重でした。

最後になりますが、皆様のペースで合格に辿り着かれることを、心より願っております。