勉強カフェで勉強している人が多い資格を解説していきます。
今回は、宅地建物取引士(通称宅建)です!
宅建士とは
宅建は正式には「宅地建物取引士」資格といい、1958年に当時の建設省が宅地建物の〝公正な取引〟が行われることを目的に設立した国家資格です。
公正な取引とは、宅地建物取引において売主・買主である宅地建物取引業者(不動産会社)は強者であり、買主・借主は弱者であるため、その間の取引において公正を保てるよう定められたのが、不動産業者の基本点な法律である「宅建業法」であり、その適用は宅地建物取引業者に課される物です。
つまり、宅建所有者は公正な不動産取引を司る、宅地建物取引における〝法の番人〟です。
多くの企業が宅建取得者を歓迎する理由は、土地や建物は企業活動の基盤となるものだからです。その売買、賃貸借取引の知識を持つ宅建取引士の活躍の場は、今や不動産業界だけにとどまりません。
◆宅建取引業者には従業員5人に1人以上の設置の義務
宅地建物取引を行う企業では、事務所の従業員5人に1人以上の割合で宅建の取得者が必要です。会社が大きくなると、そのぶん新しく宅建取引士が必要になります。なので、不動産の仕事は未経験でも歓迎している企業が多いのです。
◆金融、その他一般企業への就・転職にも有利
不動産業界のほかに、宅建の資格を歓迎する業界は、住宅メーカーや、銀行・保険会社などの金融機関などです。また業種を問わず、企業の総務・財務部門では、宅建の知識を活かし会社の資産(不動産)の管理・運用に携わっている方がたくさんいます。
取得までの時間は?
勉強時間はおよそ200時間から300時間だと言われています。
合格率は?
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格点 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2015(H27) | 243199 | 30028 | 31/50 | 15.4% |
2014(H26) | 238343 | 33670 | 32/50 | 17.5% |
2013(H25) | 234586 | 28470 | 33/50 | 15.3% |
2012(H24) | 236350 | 32000 | 33/50 | 16.7% |
2011(H23) | 231596 | 30391 | 36/50 | 16.1% |
2010(H22) | 228214 | 28311 | 36/50 | 15.2% |
取得後のキャリアや年収は?
1度合格すれば一生使えます。不動産業界で生きていくなら早めに取りましょう。資格取得すれば、業界の会社なら「資格手当て」が月1万円位程度支給されます。将来独立する時も使えます。20代で受験する人、30代で受験する人、40・50代で受験する人様々いると思いますが、「結局宅建は必要」で「若い時に受験するほうが楽」です。
※宅地建物取引士資格は、不動産営業にとっては無いと不便なものです。法律上「宅地建物取引業者(宅地または建物の売買(交換やその仲介などの業務を営む者)は、その事務所等ごとに、事務所等の規模、業務内容等を考慮して国土交通省令で定める数の成年者である専任の宅地建物取引士をおかなければならない。」と定められています。
- おおむね年収500万円前後で推移しているようです。
- 宅建は、弁護士や税理士のように何千万円も稼げるといった資格ではありません。しかし、企業に勤めながら、一般的なサラリーマン以上の年収を稼ぐことのできる資格です。
宅建士を取得している有名人
水道橋博士(芸人)
石坂浩二(アナウンサー)
なかやまきんに君(芸人)
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