一級建築士とは
一級建築士は、国土交通大臣の免許を受け、一級建築士の名称を用いて、設計・工事監理等の業務を行うものである(建築士法第2条第2項)。
一級建築士は、次のような複雑・高度な技術を要する建築物を含むすべての施設の設計および工事監理を行うことができる(建築士法第3条)。
- 学校・病院・劇場・映画館・公会堂・集会場・百貨店の用途に供する建築物で、延べ面積が500m2を超えるもの
- 木造建築物または建築の部分で、高さが13mまたは軒の高さが9mを超えるもの
- 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロック造もしくは無筋コンクリート造の建築物または建築の部分で、延べ面積が300m2、高さが13m、または軒の高さが9mを超えるもの
- 延べ面積が1000m2を超え且つ階数が2階以上のもの
(ウィキペディア)
- 建築士の資格を取得するまでにはさまざまな苦労がつきものですが、資格を取得したからと言って必ずしも建築士としての未来が保証されているわけではありません。建築の世界は厳しい実力主義の世界であり、他の人にはマネできないようなアイディアやセンスを持っていなければ、そもそも設計事務所に採用されることさえ難しいからです。建築士の資格の取得は、あくまでも、建築に関する最低限の知識や技術を身につけていることを証明してくれるスタートラインであり、そこから先は本人の努力と実力で就職先を見つけて実績を残していかなければいけません。
取得までの時間は?
建築士の勉強時間は最低2級で1000時間程度、1級で1500時間の勉強は必要。
合格率は?
1.過去5年間の一級建築士試験結果データ
(1)実受験者数、合格者数、合格率
平成24年 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | ||||||
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実受験者数 | 合格率 | 実受験者数 | 合格率 | 実受験者数 | 合格率 | 実受験者数 | 合格率 | 実受験者数 | 合格率 | |
合格者数 | 合格者数 | 合格者数 | 合格者数 | 合格者数 | ||||||
学科 | 29,484 | 18.2% | 26,801 | 19.0% | 25,395 | 18.3% | 25,804 | 18.6% | 26,096 | 16.1% |
5,361 | 5,103 | 4,653 | 4,806 | 4,213 | ||||||
製図 | 10,242 | 41.7% | 9,830 | 40.8% | 9,460 | 40.4% | 9,308 | 40.5% | 8,653 | 42.4% |
4,276 | 4,014 | 3,825 | 3,774 | 3,673 | ||||||
総合 合格率 | 12.4% | 12.7% | 12.6% | 12.4% | 12.0% |
取得後のキャリアや年収は?
建築のプロフェッショナルとして、建築事業の中心的な存在となり、建築物の設計や監理を行う。現在の日本では建築家という職業が明確には認識されていないため、1級建築士の資格を持っていれば、建築家と名乗ることができてしまう。ただし建築家は人の財産を預かる責任ある仕事であるため、建築家という新しい資格を設けようとする動きもある。現状では、設計事務所などで実務を学び、1級建築士の資格を取得後、独立を目指すのが一般的。建設業全体のマーケットは縮小しているものの、都市を総合的なデザインとして見る考え方が広がってきており、新しい需要の拡大が期待できる。建築家には、物事を総合的に見ることのできるバランスのよさが求められる。
- 建築士の平均年収は約637万円
- 大手に就職すれば年収は500万円~800万円
一級建築士の有名人
小田和正
稲川淳二
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